手のひらくるくる:運転編 2020_1219
約1ヶ月前に車を買った。
青森県というクソ田舎に住んでいるが自分の車を持っていなかった。
買ったのはNBOX。
理由は単純で、親が乗ってるので自分が乗ったときの感じとかをイメージしやすかったからだ。
私は車の運転がとにかく嫌いで、いつも遊ぶときは他の人に乗せてもらっていた。
(これは歩き移動が億劫というのもあるが、単純に一緒にいつも遊んでくれる方々が好きなので甘えまくっている。)
妖怪「助手席座り」の称号をほしいままにしている。
子どもの時にミニカーなどにハマらなかったのも原因のひとつかもしれない。
親が僕の為に買ったミニカーの9割は妹が遊んでいた。そのせいか幼少期の妹はやけに車の名前に詳しかった。
小さな僕がミニカーで遊んだ数少ない思い出と言えば、勢いよくミニカーを走らせて壁にぶつけ、ぶつかった反動で何cm後退するかという遊びだった。
ムシャクシャしてやった。
ミニカーなら誰でもよかったとの供述をしている。
自分のことではあるが、子どもは残酷だという事をひしひしと感じる。
18歳の時に免許を取るが、2〜3回家族から車を貸りて運転した後は全く乗っていない。
単純に道路が怖かったし、車庫入れが致命的だったのですっかり乗る気は失せた。
あと何よりもその時はわざわざ車を使って外出しなきゃ行けない場所に行ってなかったというのもあった。
月日が経ち現在。
冬が近づき外出が億劫になる今、買うべきではといきなり電流が脳を走り購入を決意した。
今年から勤め先で正社員になり、中間管理職としての責任はより重くなった。
昨今の情勢、何か一大事が起きた時に交通機関を使わずに出社するタイミングもあるかもしれない。
…と、理由づけを適当にしていき、購入。
つらつらと車に関心が無いと書いたが、数年ぶりに車を運転した感想は
「めっちゃ移動ラク〜」
の一言に尽きる。
遊びに行く為に4〜5キロ自転車を漕いでいたのがウソのようだ。
苦手だった車庫入れはいまだにヘタクソだが、ちょっと変に車庫に入れちゃっても「まあいいや!」とあまり気にしなくなった。
運転技術は変わらなくても意識が変わっていた。
この数年で僕は適切な「テキトーさ」を身につけていたのだ。
そんなわけですっかり車の運転に慣れた。
乗るたびに少しワクワクしてる自分もいる。
少なくとも事故るまではワクワクしっぱなしだろう。
たぶん。