歳上お姉さん好きに送る味噌汁論
最近、味噌汁を作る事が多くなった。
これはこの日記を書いた日に作った味噌汁。
具はネギ、油揚げ、にんじん、余っていたキャベツの芯だ。
味噌汁を作るようになった理由は単純で、少し前に色んな人が色んな味噌汁を作る記事を見て、味噌汁が飲みたくなったからだ。
これまで自炊をする際は汁物を作ることはあったが、味噌汁を作ることは大人になってから無かった気がする。
そんなささやかなワクワクを抱いて味噌汁を作ったところ、思いの外おいしかった。
具材はそのときたまたま冷蔵庫にあった野菜。
だしと味噌は目分量。
この適当さを全て優しさで抱擁してくれるのが味噌汁という料理なのだと実感した。
色々な人が「日本人は味噌汁が懐かしく感じる」と言うのがこの歳になってわかった。
それからちょこちょこ味噌汁を作るようになった。
仕事から帰ってきて、着替えてスマホをいじってダラダラした後にご飯をつくる。
晩御飯と言うにはほんの少し遅いのだが、その時間の味噌汁がまぁうまい。
どんな具を入れてもいいし、入れた具によって見せる豊かな顔が楽しい…
優しい味で心を満たしてくれる…
…
………もしや…
…味噌汁はもしや、
二次元美少女ほんわか歳上お姉さんなのでは…!?
①具材によって見せる様々な表情
前述のとおり、味噌汁は具材によって様々な表情を見せる。
しじみやアサリを入れたら貝の旨みが…
ナスやサツマイモを入れたら秋野菜の甘味が…
具材はもはや味噌汁にとってのコスチュームと言っても過言ではない。
昨今のゲームでは女の子のキャラクターには当然のように様々なコスチュームが用意されている。
様々なコスチュームがある女の子…
様々な味覚を感じさせてくれる味噌汁…
つまり、味噌汁=女の子である。
アサリの味噌汁は水着、ナスの味噌汁はコートなのだ。
ちなみに何故二次元の女の子かと言うと、現実の女性でこの12月に水着を着ている人間は仕事でもない限り基本的にいない。
当たり前である。
でもこのクソ寒い12月にも、みんなのゲームの中では夏あたりに出た水着ガチャ的なので引いた季節感ゼロの女の子が画面の中ではしゃいでいるでしょ?そういうことよ。
②優しさで満たしてくれる歳上感
味噌とおだしがベースとなる味噌汁は当然ながら味が優しい。
勿論、分量によって大きく変わるが、ド派手な味にはいい意味でなりにくい。
これを例えるなら「ほんわか」ではないだろうか。
少なくとも私はそう信じている。私は。
歳上感は言わずもがなだろう。
味噌汁に幼さを感じる方はきっと多くはないだろう。
汁物という括りではないが、個人的なイメージでは16〜18歳はカレー、19〜25歳はビーフシチューやクラムチャウダー、26〜30歳辺りが味噌汁なのだ。
このイメージの頂点に立つのはババア=お粥である。
(お粥も勿論美味い。味噌汁とはベクトルの違う優しさを持っている。)
③歳上お姉さんはメインヒロインではない
味噌汁は基本的には主菜にカテゴライズされにくい。
一汁一菜の考え方が広まってからは味噌汁もおかずという声も多くなったが、味噌汁=おかずというのは少数派だろう。
…歳上お姉さんというのは一般的にメインヒロインにはなり得ない。
歳上好きというのは珍しくもなんともないが、メインヒロインに歳上がいる作品は珍しいだろう。
ここの歳上というのは「学年が1つ上の先輩」などとは少し違う。
自分とは4〜5歳離れていて欲しいのだ。
今の自分だと27〜29くらいがベストである。
たまんねぇな。
つまるところ味噌汁と歳上お姉さんは完全なメインにはならないのだ。
…おわかりいただけただろうか。
以上の共通点から味噌汁が二次元美少女ほんわか歳上お姉さんという事が導き出された。
これを機に歳上お姉さん好きは自炊の際に味噌汁を作り、日々の食事を歳上ほんわかお姉さんで彩ってほしい。
…私ギャルゲほぼやったことないんで結構想像で文章打ったんだけど大丈夫かな?